さくらのVPSからさくらのレンタルサーバにWordPressを引っ越してみた

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今持っている WordPressはさくらのVPSに置いています。

VPSを柔軟に使っていきたいと思い、WordPressをさくらのレンタルサーバに移すことにしました。

今回借りたレンタルサーバは、「スタンダードプラン」です。

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前提条件

このサイト(q-three.com)を移動した手順を書いています。

サーバ情報

移動元VPSサーバ:sakura-vps
移動元WordPressファイル保存ディレクトリ:~/public_html/

移動先レンタルサーバ:sakura-sv
移動先WordPressファイル保存ディレクトリ:~/www/

WordPressディレクトリ名:q-three.com

サーバ名は、SSHconfigで設定したエイリアスです。

作り方はこちらに書いています。

さくらのレンタルサーバに鍵認証を使ってSSH接続をしてみた
今持っている Wordpress はさくらのVPSに置いています。VPSを柔軟に使っていきたいと思い、Wordpressをさくらのレンタルサーバに移すことにしました。今回借りたレンタルサーバは、「スタンダードプラン」です。コマン...

旧サーバ(sakura-vps)での作業

旧サーバからデータをローカルに落としていきます。

落とすデータは2種類です。

  • ファイルデータ
  • データベースデータ

ファイルデータをバックアップ

WordPressのディレクトリのファイルをローカルにコピーします。

コピーの方法は色々ありますが、今回は「scp」でサーバ間のファイルコピーを行いました。

~$ scp -r sakura-vps:~/public_html/q-three.com ~/backup/

データベースデータをバックアップ

phpMyAdminでエクスポートを行います。

バージョンによって表示が違いますので各自で確認してください。

①サーバ名を指定します。

②エクスポートをクリックします。

③「詳細」をクリックします。

④データベースは「全選択」で。

ここらへんはこのままで。

⑤「DROP TABLE / VIEW / PROCEFURE / FUNCTION / EVENT / TRIGGER コマンドを追加する」をチェックします。

⑥最後に「実行」を押します。

これでデータベースのバックアップは完了です。

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新サーバ(sakura-sv)での作業

ファイルデータのアップロード

ローカルにコピーしたファイルを新サーバにアップロードします。

こちらも「scp」でサーバ間のファイルコピーを行いました。

~$ scp ~/backup/q-three.com sakura-sv:~/www/

データベースデータのインポート

保存したデータベース情報をインポートします。

空のデータベースの新規作成

まずは、新サーバにデータベースを新規作成します。

①左メニューの「アプリケーションの設定」から「データベースの設定」をクリックします。

②データベースがありませんので、「データベースの新規作成」をクリックします。

 

③データベース名とパスワードを設定します。

④「同意する」にチェックを入れて、「データベースを新規作成する」をクリックします。

phpMyAdmin でデータベースへログイン

データベースを作成すると、phpMyAdmin でデータベースにログインすることが出来ます。

⑤「管理ツール ログイン」のリンクをクリックしてデータベースに入ります。

 

WordPress データベースのインポート

このままインポート作業に入ります。

⑥インポートするデータベースを選択します。

⑦「インポート」ボタンをクリックします。

⑧ファイルを選択します。

⑨「実行」ボタンを押します。

これでデータベースのインポートは完了です。

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設定ファイルの編集

WordPressのデータベース設定が旧サーバ用になっていますので、これを修正します。

それぞれレンタルサーバのデータベース情報を入力してください。

~$ ssh sakura-sv
sakura-sv:~$ cd www/q-three.com
sakura-sv:~/www/q-three.com$ vi wp-config.php
// ** MySQL 設定 - この情報はホスティング先から入手してください。 ** //
/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', '作成したデータベース名');

/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', 'データベース ユーザ名(初期アカウント名)');

/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', '******************');

/** MySQL のホスト名 */
define('DB_HOST', 'データベース サーバ');

/** データベースのテーブルを作成する際のデータベースの文字セット */
define('DB_CHARSET', 'utf8mb4');

/** データベースの照合順序 (ほとんどの場合変更する必要はありません) */
define('DB_COLLATE', '');

これで設定は完了です。

さくらのレンタルサーバでドメイン追加

さくらのレンタルサーバ内でドメインの設定を行います。

この時点ではDNSは旧VPSサーバに向いており、この設定をしてもまだ旧サーバの内容が表示されます。

①左メニューの「ドメイン設定」「ドメイン/SSL設定」をクリックします。

②「新しいドメインの追加」ボタンを押します。

今回はさくらで取得したドメインではありません。

下にスクロールしていくと「5.他社で取得したドメインを移管せずに使う」の枠があります。

③その中の「>> ドメインの追加へ進む」をクリックします。

④「ドメイン名」を入力して、「*送信する*」ボタンを押します。

⑤もう一度確認が来ます。OKであれば「送信する」ボタンを押します。

ドメインの追加は完了しました。

続けて、詳細な設定を行います。

⑥「>> 詳細設定にすすむ <<」をクリックします。

⑦ドメインの頭に「www.」が追加アドレスを使いたい場合、「マルチドメインとして使用する(推奨)」をチェックします。このサイトでは使わないので、「wwwを付与せずマルチドメインとして使用する(上級者向け)」にしました。

⑧ドメインのルートディレクトリを指定します。今回はファイルデータをコピーした場所です。

以下の設定は今回はデフォルトのままにします。メールなど必要があれば指定して下さい。

⑨最後に「送信」ボタンを押します。

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ドメインのDNSを設定する

ドメインが旧サーバに向いているため、これをさくらのレンタルサーバに向かせる必要があります。

IPアドレスの確認

DNSの設定にはIPアドレスが必要になります。

左メニューの「サーバ情報とパスワード」から「サーバに関する情報」をクリックします。

ここにIPアドレスが載っていますのでメモをしておきます。

ドメイン管理サイトでDNSの設定

この記事では割愛します。

それぞれのドメイン管理サイトで先程取得したIPアドレスに変更して下さい。

SSLの設定

さくらのレンタルサーバでのSSLの設定は次回まとめます。

さいごに

流れさえ掴んでしまえば意外と簡単でした。

残りのサイトも順次移行していきたいと思います。

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