Debian stretch に oyainput を入れて親指シフトにしてみた

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効率よく日本語を入力したいと常に考えます。

どうしたら良いのでしょうか。

日本語入力は「ローマ字入力」「かな入力」が有名です。

しかし、ごく一部で使われている入力方法があります。

それが、「親指シフト」です。

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親指シフトとは

親指シフト(おやゆびシフト)とは、日本語の「かな」を入力するため、1979年(昭和54年)に、富士通が考案したキー配列規格の一種である。ほぼ同時期に確立したQWERTYローマ字入力や、それ以前から存在したJISかな入力などと同様に、親指シフト規格は「かな漢字変換」のためのかな入力手段(日本語入力)として使用される。
NICOLA(ニコラ)は、日本語入力コンソーシアムが親指シフト規格のうち一部仕様を変更した規格である。
親指シフトキーボード(おやゆびシフトキーボード)は、親指シフト規格またはNICOLA規格に準拠するキーボードのことである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/親指シフト

さかのぼること1979年、富士通のワープロに採用されていたキーボードで、日本語が高速で入力できると昔から根強い人気があります。

ローマ字入力」では子音と母音の2回タッチが必要ですが、「かな入力」や「親指シフト」は1回ですみます。

更に、「親指シフト」は「かな入力」より文字が使いやすい位置に配列されているため、真ん中の段(ホームポジション)だけで約63%、ひとつ上の段と合わせると約90%の日本語が打てるような構造になっています。

Linuxでの親指シフト

前も親指シフトを使ってみようと思いましたが、Mozcでは対応していなくAnthyを使うしかありませんでした。

しかし、Mozcに慣れてしまうとどうしてもAnthyの変換では満足できず、諦めていました。

 

ところが、最近気づいたのですが「oyainput」というエミュレータが存在しているようなのです。

ということで、「oyainput」を入れてみることにしました。

 

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インストール

関連ソフトのインストール

oyainputのインストールに必要なソフトを先に入れておきます。

~$ sudo apt-get install -y git gcc make
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています                
状態情報を読み取っています... 完了
gcc はすでに最新バージョン (4:6.3.0-4) です。
gcc は手動でインストールしたと設定されました。
git はすでに最新バージョン (1:2.11.0-3+deb9u2) です。
make はすでに最新バージョン (4.1-9.1) です。
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
~$ 

僕の環境ではすでに入っていました。

ダウンロード

makeするディレクトリを決めます。

僕はmakeする時は「~/.make」にしています。

ディレクトリがなければ作成して下さい。

~$ cd .make
~/.make$ git clone https://github.com/inwskatsube/oyainput.git
Cloning into 'oyainput'...
remote: Counting objects: 209, done.
remote: Compressing objects: 100% (4/4), done.
remote: Total 209 (delta 0), reused 1 (delta 0), pack-reused 205
Receiving objects: 100% (209/209), 70.38 KiB | 0 bytes/s, done.
Resolving deltas: 100% (131/131), done.
~/.make$ cd oyainput
~/.make/oyainput$ 

インストール

一気にインストールです。

~/.make/oyainput$ make clean && make && sudo make install
rm -f  ./obj/config.o ./obj/functions.o ./obj/oyainput.o ./obj/oyastate.o  oyainput 
rmdir ./obj
clean success.
mkdir -p ./obj
gcc -g -Wall -Wextra -std=gnu99  -o obj/config.o -c src/config.c
gcc -g -Wall -Wextra -std=gnu99  -o obj/functions.o -c src/functions.c
gcc -g -Wall -Wextra -std=gnu99  -o obj/oyainput.o -c src/oyainput.c
gcc -g -Wall -Wextra -std=gnu99  -o obj/oyastate.o -c src/oyastate.c
gcc -o oyainput  ./obj/config.o ./obj/functions.o ./obj/oyainput.o ./obj/oyastate.o  
chown root oyainput
chmod u+s oyainput  
cp -f oyainput /usr/local/lib/oyainput1.2/
chown root /usr/local/lib/oyainput1.2/oyainput
chmod u+s /usr/local/lib/oyainput1.2/oyainput   
ln -s -f /usr/local/lib/oyainput1.2/oyainput /usr/local/bin/oyainput
install success.
~/.make/oyainput$

これでインストールは完了です。

 

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初回起動

では、起動してみます。

~/.make/oyainput$ oyainput
IM auto-detect: fcitx
Load config: /home/naruhiko/.oyainputconf
LOYAKEY: SPACE
ROYAKEY: HENKAN
oyainput running...(CTRL+C to exit)

きくてつちしくそうしくさう

これ書いている時に起動したので変換ぐちゃぐちゃになりました。

起動成功していますね!

自動起動について

いちいちターミナル立ち上げてコマンド打つのもめんどうなので、自動起動設定も考えてみました。

しかし、使うときだけ立ち上げたほうが効率が良いのかもしれないと考えたので今のところはこのままコマンドで立ち上げようと思います。

いい感じの自動起動設定があればまた追記します。

 

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さいごに

まだ、使い始めたばかりで泣きたいくらいに時間がかかります。

慣れてくれば来るほど早くなるという親指シフトを一刻も早くマスターしたいですね。

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